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打球面の違いから学ぶ!グラウンド・ゴルフクラブの違い

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グラウンド・ゴルフのクラブには、デザインや重さなど、それぞれに違いがあります。
その中でも打球面(フェイス)の素材選びは、ボールと直接接触する部分ですので、クラブ選びにおける大事なポイントと言えるでしょう。

それぞれのフェイスは素材や特徴に違いがあり、プレースタイルに合わせた適切なフェイスを選ぶことで、より一層グラウンド・ゴルフを楽しむことができます。

今回はフェイスの違いや素材特性について、ご紹介いたします。

どんなフェイス素材があるか

弊社のクラブに搭載しているフェイスの素材は大きく分けて4つあります。

①TPUフェイス
②カーボンフェイス
③ウレタンフェイス
④硬質樹脂フェイス

大きな区分では、『硬いフェイス』と『柔らかいフェイス』で分かれますが、
打感や打球音、耐久性などが異なってきます。

それぞれのフェイス素材の特徴を詳しく確認していきましょう。

TPUフェイスの特徴

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TPUは、樹脂の素材の一つで、一般的には「熱可塑性ウレタン」と呼ばれています。

硬質な樹脂の強度と、軟質なウレタン樹脂のやわらかな特徴を併せ持った、
簡単に言えば従来のフェイスの「良いとこ取り」をした素材です。

衝撃に強く、傷が付きにくいという特徴を持っており、スポーツシューズの靴底や、自動車の内装、医療機器などにも使われています。
グラウンド・ゴルフの打撃時にはクラブに強い衝撃がかかります。
打撃時の衝撃からクラブを保護するフェイスの素材として最適な樹脂です。

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第三者検査機関による試験では、TPUフェイスを搭載したクラブが最もボールを遠くへ転がすことが出来るという試験結果が出ています。

ロングコースが苦手で、ボールに飛距離を出したいという方に最適です。

他の硬質フェイスと違い、打撃感も少しの柔らかさがあるため強くボールを打ちたい方にもオススメ。

カーボンフェイスの特徴

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CFRP(炭素繊維強化樹脂)製のフェイスを「カーボンフェイス」と呼びます。

炭素繊維を織り込んだクロスシートに樹脂を浸して成形します。
カーボンは、強度や剛性は鉄以上に優れていると言われており、しかも軽量という点が特徴。
釣竿や自動車のフレーム、飛行機にも使用されている優秀な素材です。

硬質で反発性が高く気持ちの良い打球音が特徴で、フルスイングでスイートスポットに当たった時の心地良い打撃音はグラウンド・ゴルフのプレーの醍醐味です。

ウレタンフェイスの特徴

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TPUとは違い、「熱硬化性ウレタン」製のフェイスを、弊社では「ウレタンフェイス」と呼んでいます。

ゴムのように弾性があり、柔らかい点が特徴で、パッキンや振動を吸収するゴムとして使われています。
ボールの衝撃をウレタンが吸収し、ソフトな打撃を実現できます。

ボールを強打しても打撃音が小さく、低く鈍い音がする程度。
したがって、住宅街の公園や早朝の練習でも周囲を気にせずプレーすることができます。
ボールを打撃した時の振動で、手が痺れてしまう方にもオススメです。


カーボンフェイスとの打球音を比較してみると、音の違いを感じることができます。
※下の動画は再生すると音が流れます

硬質樹脂フェイスの特徴

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専用の布などに樹脂を含侵させ固め、強度を高めた樹脂製のフェイスです。

打感が良く、コストパフォーマンスに優れており、弊社ではエントリーモデルのクラブに搭載しています。

まとめ

一口にフェイスと言っても、打球音や衝撃吸収性、反発性能など、それぞれ違った特徴があります。
素材の特徴を理解すれば、自分の悩みを解決するクラブに出会えるかもしれません。

例えば、ボールが転がりすぎて悩んでいる方はウレタンフェイスのクラブを選んでみたり、打撃時の快音を楽しみたい方はカーボンフェイスを選んでみたり。

フェイスの特徴と、自身のプレースタイルを踏まえて、次回のクラブ選びにぜひ役立ててみてください。